高等職業訓練促進給付金等事業

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高等職業訓練促進給付金等事業

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高等職業訓練促進給付金等事業は、子育てをしながら資格取得を目指す親を支援する施策で、2年以上の修業を必要とする場合に対象となります。

促進給付金と修了支援給付金の2種類があり、促進給付金は修業中に毎月給付され、修了支援給付金は修了後に給付されます。

給付金の対象者となるためには、次の条件を全て満たさなければなりません。

・母子家庭の母または父子家庭の父で子供が20歳未満
・児童扶養手当の支給を受けている又は同等の所得水準
・養成機関で2年以上修業して資格取得が見込める
・就業または育児と修業の両立が困難である
・過去に高等職業訓練促進給付金等事業や類似制度から支給を受けていない

対象となる資格は、自治体の長が指定することになっているので、全ての自治体で必ずしも同じではありません。

代表的な資格は次の通りで、詳しくは地域の福祉課に聞いてみましょう。

・看護師(准看護士を含む)
・介護福祉士
・保育士
・理学療法士
・作業療法士
・その他(歯科衛生士、栄養士、保健師、理容師、美容師など)

給付金は、住民税の非課税世帯か課税世帯かで異なり次の通りです。

【高等職業訓練促進給付金(上限2年間)】
非課税世帯:月額100,000円
課税世帯:月額70,500円

【高等職業訓練修了支援給付金】
非課税世帯:50,000円
課税世帯:25,000円

この制度は、修業前に事前相談を自治体にしますが、促進給付金の申請は対象となる資格の養成機関で修業を開始してから、修了支援給付金の申請は修業の終了後です。

必要書類は、親子の戸籍謄本、児童扶養手当証書の写しの他に、促進給付金であれば養成期間の在学証明書等、修了支援給付金であれば修了証明書等です。