母子福祉貸付金-離婚後の生活

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母子福祉貸付金-離婚後の生活

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母子福祉貸付金は、扶助というわけではなく返済の必要がありますが、利息も無利子か年3%と、民間で借りるよりもはるかに低く済みます。
返済期間(償還期間)も3年から20年と長く、なんといっても公的な機関から借りられるというのは魅力的なので、どうしても工面ができないときや、離婚直後に資金が足りないときには考えてみましょう。
お金を借りなければならないような状況になった時に、母子世帯の母親というのはとてもハンデで、民間では審査が厳しくなるのは否めません。

母子福祉貸付金には、目的に応じて様々な種類があり、医療、学費、住宅(転宅)、技能修得、生活費と、おおよそ日常的な生活に必要な目的は揃っています。
特筆すべきは、養育費を取得するために裁判が必要になった場合に、裁判費用としての貸し付けも行っているところです。
養育費を受け取る子供の権利が守られるように、このような制度があると考えられますが、もし養育費を支払わない夫を訴えたくても、お金がなくてできないという場合には利用も考えてみましょう。
ただし、この制度は母子世帯が対象なので、離婚前に利用できるものではありません。