会う側から見た離婚の面接交渉

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会う側から見た離婚の面接交渉

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あなたがお子さんと離れて暮らしている側なら、面接交渉を要求するくらいですから、お子さんに対しての愛情を持ち続けているはずです。

特に、幼少期に母親にすがって成長していく子供のありかたは、現代においても変わりはなく、子供の成長を日々見届けることなく離れて暮らす辛さは、お子さんにとっても同じようにあります。

離婚は大人の事情で、お子さんにはむごい仕打ちをしていることを十分に自覚して面接交渉に臨まなければならないでしょう。

決して、大人の事情を話す(父親について否定的な話を持ち出す)ようなことがあってはいけません。

子供は非常に敏感で、やっと会えたお母さんから、ネガティブな言葉を聞くとすぐに心に影を落としていきます。

また、面接交渉の際に、お子さんに過度のプレゼントや、父親に無断で約束をしてしまうのは、父親に知れるとその後の面接交渉に少なからず影響を与えるので、控えるようにしましょう。

できれば、お子さんとあなただけの話題で、短い時間を楽しく過ごし、愛情をお子さんに伝えるのが次に繋げる最良の方法です。

どのような親であっても子供に会う権利はありますが、例えば子供を虐待していた経緯があるなど、著しく子供に不利益と見なされれば、面接交渉は制限されることがあります。

そのような、子供を尊重した理由以外で、面接交渉を拒絶することはあってはならないですが、現実的には面接交渉を拒絶することに対しての罰則が設けられておらず、監護者側が実権を握っているといっても過言ではありません。

面接交渉からお子さんが嫌な思いをして帰ってきたとなれば、一気に父親が面接交渉に応じなくなる可能性もあります。

お子さんが親に会いたくないというのならまだ納得できますが、父親の意向で(お子さんがそう言っていると理由をつけて)子供に会えなくならないように気をつけたいところです。