交渉相手は夫だけ-有利な離婚協議

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交渉相手は夫だけ-有利な離婚協議

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協議離婚では、離婚することが決まってから条件面を話し合うのが普通で、離婚するとしたらと仮定し、条件が合わなければ離婚しないという前提で協議するのは考えにくいでしょう。
離婚そのものが決まらなければ調停になりますし、離婚が決まって条件で折り合わなければ、やはり調停になりますから、協議離婚というのは離婚ありきの話し合いになります。

そこで、交渉相手である夫と条件について話し合うのですが、良くも悪くも夫と1対1の交渉だけに、婚姻中の力の強弱がそのまま条件に反映されがちです。
お互いの性格が大きく影響し、婚姻中にあなたが主導権を握って生活していたのなら、協議でも同様に主導権を握れる可能性は高く、問題は夫が主導権を握る家庭であった場合です。
その中でも特に問題なのは、夫に収入を頼って生活していた場合で、あなたに資産や職能がないのなら、なんとしてでも当面の生活を確保できるように有利な条件で離婚しなくてはなりませんよね。

夫の性格は熟知しているでしょうから(それは夫も同じですが)、どのように条件を伝えれば夫が承諾するか良く考えましょう。
一方的に条件を伝えて承諾してもらえるならそれは既に交渉ではなく、一方的に条件を伝えると、必ず交渉の末それ以下の条件になってしまいます。

人それぞれ性格は違うので、どういった性格ならこのパターンで攻めるというセオリーも無いですが、夫の心理をコントロールし条件を認めさせるには、多少のテクニックは必要です。
離婚に向けての協議は新しい人生のスタート条件と考え、1つ1つの条件に対しシミュレーションした上で交渉に臨むべきで、事前準備が大切であることははっきりしています。