探偵・興信所の料金相場

探偵や興信所の料金というのは、業界で決められた金額がなく、探偵業者が個々に決めた金額によって請求されます。
それがトラブルの元であるという指摘も多いのですが、業界で一律に固定料金に制限することは自由競争が失われ、また案件は全て異なるという業務の性質上からも不適切で、個々の案件によって見積りと請求が行われています。

あくまでも相場としての参考金額としては、調査員2人が1時間あたりで15,000円から20,000円程度（地域差もある）と言われています。
そのまま1日4時間調査すると6万円から8万円にもなってしまいますが、そこは決められた金額ではないことが幸いして、1日単位ではディスカウントされるのも普通にみられます。

時間単位で金額を決めるのか、1日単位で金額を決めるのか、1週間、1ヶ月という単位で決めるのかは契約次第で、長期間になるほど割り引かれて時間当たりの金額は下がっていくのが普通です。
それでも浮気が継続的に行われている報告でなければ、裁判での証拠としては弱いためある程度の期間は必須で、1週間でも50万円前後、場合によっては100万円まであるでしょう。

元々の単位時間の金額が安い場合、例えば1時間を10,000万円としているときは、車両代金や成功報酬代金で調整されることが多く、逆に1時間が20,000円なら車両代金や成功報酬がない累積の料金になりやすい傾向があります。
もちろん、人数を増やさなくては追いきれない場合には、更に加算されていくので高額になってしまうのは言うまでもありません。

いずれにしても、探偵や興信所の調査員について、コンビニのアルバイトや一般の職業の時間給を参考にして、ボッタクリだと考えるのは少し違います。
その程度の金額で十分に調査してくれる人がいるなら頼んでも良いでしょうが、探偵業が作った報告書と、一個人が作った報告書では証拠としての価値（報告書に対する責任）も違いますし、トラブル時の対処能力も格段に違います。
証拠ではなく事実として浮気を知りたいというだけなら、友人・知人に頼んでもできるのが浮気調査ですが、証拠を残すなら探偵や興信所に頼むしかないでしょう。