証拠にならなくてもあったほうが良い-自分で浮気調査

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証拠にならなくてもあったほうが良い-自分で浮気調査

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浮気しているのは確実だと思っていても、夫が注意深く、どうしても浮気の証拠を掴ませない場合というのは、往々にしてあります。
自分でできる浮気調査には限界があるので、簡単にボロを出すくらいの人なら浮気を隠し通せるハズがないからです。
そんなとき、1つ1つは証拠にはならなくても、手掛かりとして得たものは全て残しておきましょう。

確実な証拠を掴めないと、浮気を理由に裁判を起こすことはできませんが、それでも状況証拠として多くの証拠を持っていることで、第三者に浮気を「疑わせる」ことは可能です。
浮気調査をして離婚を考える段階にもなると、復縁は限りなく難しく、浮気が完全に発覚していないことから言い争いにもなると予想されます。

夫が浮気を認めないなら、調停に持ち込んで集めた証拠を調停委員に全て見せ、浮気の疑いは濃いと調停委員が感じればそれだけでも成果はあります。
裁判では白なのか黒なのかは大切ですが、調停というのはグレーについても考慮されるため、調停委員の心証を良くすることも大切なのです。

証拠としての価値が低くても、集めた努力と、調べるほどに夫への信頼を失っていったという経緯をうまく伝えれば、調停委員の心があなた側に傾くかもしれません。
調停委員は平等な立場になくてはなりませんが、同じ人間なので情が入ってしまうのは避けられず、調停委員に味方になってもらうことは有利な調停の必須条件です。
せっかく時間を掛けて集めた証拠を無駄にしないように、日付や時間と共にきちんと管理して保管しておくのが大切です。