自分にとって何が有利なのか?-有利な離婚

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自分にとって何が有利なのか?-有利な離婚

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離婚を有利にするとはどういうことでしょう。その考え方は人によって全く違うのかもしれません。

少なくとも離婚では、夫と他人として別々に生活するのですから、夫婦で築き上げた財産を分けるのは当然ですし、時には親権という、子供にとっても親にとっても大切で、なおかつ分けることができない権利を分けなくてはならない事もあります。
これらにおいて、自分が多く受け取ることを有利と考える人は多く、離婚でトラブルになりやすいのが、財産分与や親権であることからみても納得できます。
なぜなら、いくら離婚が精神面に大きく影響されるといっても、その後の生活基盤がなければ、または子供と生活できなければ、離婚をする意味がないと考える人が多いためです。

その一方で、こうした財産や親権ではなく、精神的な優位性を求めて離婚を考える人も多くいます。
くだけた表現をすれば、「夫が悪いので離婚する」という点をはっきりさせ、謝罪を求めたり謝罪の対価としての慰謝料を求めていく方法です。

婚姻というのが情を交わした結果で行われるように、離婚というのも当然に情が絡みます。
いくら財産を貰っても、夫からの謝意がなかったり、財産分与の名目が慰謝料でないというだけでも納得のいかないケースがあるでしょう。
人によっては、全ての財産はいらないので、親権だけ欲しいという人だって当然います。

あなたにとって有利な離婚とは何でしょうか?
有利な離婚をする上での第一歩は、あなたが求めている「有利とは何か」を考えることから始まります。
必ずしも「気持ちの上で納得のいく離婚」が有利な離婚であるとは限らず、離婚後の生活も見据えたうえで離婚を考えることです。