保育所に入れない?-離婚後の生活

女性のための離婚知恵袋

保育所に入れない?-離婚後の生活

男性の方はこちらもどうぞ→離婚知恵袋[男性版]

保育所の中でも、認可保育所へ入所するためには、「保育に欠ける」ことが必要になってきます。
保育に欠けるとは、お子さんを家庭内で十分に保育できない状況を表し、離婚によって就職を余儀なくされるのなら間違いなく保育に欠ける状態で、これは仕事が家庭内で行われるとしても同様です。

条件は満たしているので、さあ入所と思っても、そう簡単にはいきません。
全国的に、認可保育所への入所は非常に申し込みが多く、特に都市部では待ち状態になっている児童がたくさんあふれている状態です。

認可保育所では、入所の申し込みに対して、ポイント制の選考基準を採用しているところが多くあります。
そして、ポイントの表すところは、どれくらい保育に欠けているか(入所が必要か)という点に尽きます。
ポイントは非常に細かく分かれていて、さまざまな条件を元に、通常は加減点して合計値が高いほうから順番に入所できます。

1日のうち就労時間が長いほどポイントが高くなっていたり、母子(父子)世帯や生活保護受給でもポイントは加算されます。
そう考えると、離婚して母子世帯であるのは、保育所の選考基準としては有利に働く面がありますが、それでも入所できるとは限りません。
だからといって、生活のためには就職を先延ばしにはできないので、費用が高額になりがちな無認可保育所に預けるケースは多くあります。
無認可保育所では、入所の理由を問われることは基本的にないので、全く空きがないという場合以外には入所できるでしょう。
しかし、収入に応じて保育料が決まる認可保育所と違い、無認可保育所では一定の保育料となり、総じて認可保育所よりも高額になります。