慰謝料の決まり方
男性の方はこちらもどうぞ→離婚知恵袋[男性版]
慰謝料は全くのケースバイケースで、次のような事情が考慮されます。
- ・離婚に至った原因
- ・どちらに責任が重いか
- ・婚姻期間(長いほど高額になる傾向がある)
- ・年齢、性別や収入(一般的に男性の方が収入が多いので責任が重ければ高額になる傾向がある)
- ・実際の婚姻生活がどうであったか(夫婦の協力関係)
- ・未成年の子の有無
- ・財産分与との相殺
金額の算定に決定的な影響を与えるのは、支払う側にどれくらいの責任があるかということです。
例えば、夫が浮気をして離婚に至った場合であっても、夫が自分の都合だけで浮気したのか、妻が夫との関係を拒み続けたり共同生活に協力的ではなく、その結果として浮気したのかでも変わってきます。
それでも婚姻を破綻させる行為をしたことには変わりはないので、もちろん夫の浮気に責任はありますが、後者の場合は100%夫の責任と主張するのは難しいでしょう。
あなたの苦痛はあなたしかわからず、正確に金額を算出できないため、慰謝料の裁判では双方の言い分とこうした様々な事情を客観的に判断して判決が下されることになります。