心理テクニックも大切-有利な離婚協議

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心理テクニックも大切-有利な離婚協議

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協議離婚に離婚条件の交渉は欠かせませんが、交渉にはセオリーと呼ばれるいくつかのパターンがあります。
日常的に業種を問わず使われていますが、ほとんどが心理的な揺れを利用するので、知っておいて損はないでしょう。

・高すぎる条件から始める
とても相手が受けられないような条件を提示し、当然否定されますが、本来の目的は目を高い条件に向けさせることにあります。
その後に妥協案で交渉し、想定よりも高い条件でまとめるテクニックです。

・少しずつ認めさせる
一気に要求を並べても、大抵は欲張りに見えて交渉がうまくいきません。
初めに1つを認めさせ、その次に別のことを認めさせるのですが、既に認めた条件と近似する条件を使うのがポイントです。
条件が離れすぎると、差の大きさに意識が飛んでしまい、認めて続けてきた流れが変わってしまいます。

・おまけを付ける
ほとんど交渉がまとまりそうなのに踏み切れない時、小さなおまけを条件に付けて、本来の条件で話をまとめる方法です。
通販番組で商品の最後に「今なら~」と来るのはこのテクニックの応用で、お得感を相手に植えつけられるかどうかがカギを握ります。

・先に妥協してあげる
重要ではない事は、無条件ではなく交渉の上で妥協してあげることで、相手に交渉の主導権があるように思わせることができます。
多くを譲ったように見せて、引き換えに本命の事柄だけは絶対に譲らない交渉をすると、それまでの経緯から、心理的に相手が1つは認めてあげようと考えます。
もし、また譲るだろうという態度で交渉された場合は、以前の交渉内容も破棄する勢いでなければ、それまで譲った意味がありません。
譲れない絶対条件がある時に、他を捨て駒のように使う方法です。