離婚裁判で訴えられた場合-反訴

女性のための離婚知恵袋

離婚裁判で訴えられた場合-反訴

男性の方はこちらもどうぞ→離婚知恵袋[男性版]

訴えられたあなたは、当然事実と異なる部分について答弁で反論しますが、離婚というのは、一方的にどちらかが有責であるというのは少なく、あなたが訴えられた側でも夫に対し責任を問い、あなたの言い分を主張したい内容というのはあるでしょう。

そうした場合に、訴えられた側が口頭弁論の終結前に同じ裁判で相手を訴える反訴という制度があります。

お互いにお互いを訴えている形ですが、こっちの主張を通すことができれば、離婚することになったとしてもあなたの将来にはメリットとなりますよね。

そして離婚裁判(人事訴訟)においては、たとえ棄却であっても判決が出て確定してしまうと、反訴によって主張できたはずの事実に基づき、被告側が同じ内容で裁判を起こせないと人事訴訟法で規定されています。

ですから、訴えられた場合には反訴について、良く考え弁護士とも相談してみましょう。