完全に決別するなら証拠を用意-有利な離婚

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完全に決別するなら証拠を用意-有利な離婚

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今、この記事を読んでいるあなたは、離婚をしようと思っているでしょうか。それとも離婚を決意しているでしょうか。

どちらであっても、いずれ離婚をすると夫とは他人となり別の人生を歩んでいくことになります。
離婚後に、元夫と全く何の連絡も取らず、人間関係を修復する必要もないのであれば、有利に離婚をするために積極的に証拠を用意するべきです。

証拠というと、裁判のような法的な手続きを連想しますが、決してそうではありません。
協議離婚においても証拠があれば自分の主張ができますし、ましてや調停や裁判では証拠が判断材料です。
夫に責任があることを追求できる証拠は、どのような場面においても無駄になることはないでしょう。

ただし、証拠を揃えてそれを夫に提示することは、多くの場合、人間関係が修復不能になる可能性を秘めています。
それほど争ってもいないのに、夫が証拠を突きつけてきたら、あなたは「そこまでするのか」という感情が湧いて、それは憎しみにも変わってしまうかもしれません。

日本という国は、穏便に終わることを良しとする文化があるので、法で判断する刑事事件なら証拠ありきでも、家事事件のような精神的な部分が起因する事件は、裁判で是非を問うことは好まれません。
そこから調停という話し合いの制度が生まれたのであり、人間関係という心のトラブルを白黒付けてしまうのは当事者にとっても良くないと考えられています。

それでも、あなたにとって譲れない事で離婚したいと思っており、それを夫に認めさせたいと思っているのなら証拠の用意は不可欠でしょう。
裁判に限らず、日常においても主張が正反対の場合、最も有効な手段は証拠の提示です。