弁護士の存在は大きい-有利な離婚裁判

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弁護士の存在は大きい-有利な離婚裁判

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一般的な人が、一生のうちで裁判をする機会がどれほどあるでしょうか。
恐らく1度も経験しないで一生を終える人が大半で、法廷に立つなど考えもしないでしょう。
それだけに、裁判というのは非日常の典型的な状況で、緊張もしますし相手の発言に冷静ではいられません。

離婚裁判を起こして夫に弁護士が付いている場合、あなたも弁護士に依頼するのが無難です。
訴状などは自分で書くこともできますし、夫と1対1なら論戦で勝てると思っても、相手が弁護士となると少し違います。

裁判を引き受ける弁護士は、勝てなくても依頼人の不利益にならないようにするのが仕事なので、とにかくあなたから突っ込みどころのある発言を引き出そうとします。
あなたにとっては本当に嫌な相手ですが、それが弁護士という仕事なので仕方がありません。

司法試験という超難関試験を突破してくる弁護士は、実に理詰めであなたの主張を崩しかかります。
その攻撃に対し、裁判の素人であるあなたが1つ1つを突破していくのは容易ではなく、ほぼ無理だと考えましょう。

証拠があって裁判では勝訴できても、条件面で有利にならない結果に終われば、実質的には夫側の勝利です。
夫にしてみれば、元々不利な裁判が五分五分で終わるだけで大満足です。

対抗するために弁護士に依頼するのは費用が掛かり、弁護士費用の方が高いかもしれません。
金銭的な結果だけを考えると躊躇しますが、裁判が不利に終われば、もう挽回する機会はないと思って良く考えてみることです。
弁護士を信頼して全てを話し、裁判に対して作戦を練っておくことは、常識的な裁判への臨みかたです。