清算的財産分与-動産

女性のための離婚知恵袋

清算的財産分与-動産

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財産分与で動産扱いになる物品のうち、家具や家電製品は、よほどの高額でなければ中古品はほとんど二束三文です。
価値が付かない場合が多いので、思い入れがあるものや離婚後に欲しいほうが受け取る形で清算しても、トラブルになることはあまりありません。

車については、中古車市場を調べてみれば、容易に価格帯はわかりますので、価値の算出は難しくはないでしょう。
ローンが残っている場合には、ローンも含めて一方が受け取ったり、現在の市場価値からローン残債を引いた金額を加味して分けあいます。
また、不動産と同じように、名義変更にはローン会社の承諾が必要になります。

一方、美術品については価値の算出が難しく、また、価値のある人には価値があり、ない人には全くないという特殊性があるので、どのようにして分与するか決められない場合は、購入金額から算出したり、実際に売却して折半する方法が取られます。

宝石についても、美術品同様に減価償却できず、価値も極端に流通量に変化がない限り変動が少ないのですが、売却せずに女性が引き取ることが多いので、その価値分を他の財産分与に充てる方法でも良いでしょう。